お彼岸やお盆といえば、あまりお寺に馴染みのない方にとっても身近に感じられる行事ではないでしょうか。
お彼岸は春と秋の2回あり、それぞれ春分の日・秋分の日を中日として前後3日ずつの計7日間がお彼岸となります。
春分の日・秋分の日は、昼と夜の長さが同じになる日で、このことからこの世とあの世が最も近づく日と考えられていることから
先祖供養を行う日とされています。
お盆は、正式には「盂蘭盆会」(うらぼんえ)と言われ、元々は旧暦のお盆にあたる、現在の7月15日頃に行われる行事でしたが、
農繁期と重なってしまうために、多くの地域では新暦のお盆として現在の8月15日頃に行われるのが一般的です。
先祖の霊が1年に1度家に帰ってくる日とされており、自宅に迎えて故人を偲び、感謝や安らかに眠ってほしいという気持ちを込めて供養します。
春のお彼岸もお盆も施餓鬼(せがき)という行事を行いますが、これは満たされない飢えと乾きに苦しむ餓鬼道に落ちてしまった魂に
食べ物を捧げて救済するためのものです。
先祖の霊に限らず全ての霊に向けて施されるもので、万霊の成仏を願います。
秋のお彼岸では、墓供養としまして、みなさんでお墓のお掃除を行いお経を上げて、先祖供養を行います。
・春彼岸施餓鬼 2023年3月24日(金)
・お盆 2023年8月20日(日)
・秋彼岸墓供養 2023年9月23日(土)
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