鑑定例①彼との相性はどう？

出生時間を持ってきてくれたので、B夫さんと比べて時っていう項目が増えています。

右を向いて立っている人のような感じで、年が顔側で時が背中側、日が一番自分の核のような場所だと思ってください。

日にある「壬」が自分自身で、その下の「子」が、自分が置かれている状況や環境を表します。

時間ていうのは背中側、後ろなんですね。つまりあまり表に出ない。

後ろに隠された、あまり目立たないけどこういう面もあるよねっていうものなので、時間はあったほうがいいんですが、

普通はあまり考慮しません。 ただ、A子さんの場合はちょっと時間にも大きなウェイトがあります。

時間に「戊」があるんですけど、これがA子さん自身である「壬」をいじめる星にあたります。

いじめる星だから悪いとか良いとかの見方をするわけではありませんが、基本的に仕事場での関係を表し、 「厳しさ」や「立場が上の者からのブレーキ」などの意味になります。

例えば、仕事の面で表向きはいいけど実は上司に恵まれてないよねとか、そういうことが起こりやすくなります。

上の4つの字と下の4つの字には、それぞれひとつずつ属性が割り当てられていますが、それが一緒の場合があります。

属性が一緒だと手を繋いで、良い方向にも悪い方向にも力が強まります。

A子さんの場合には、月の下にある「午」が、時間の「戊」と手を繋いで、自分自身である「壬」に悪さをしてくる。

だから、仕事っていう面で意外と目上の人に恵まれずに失敗しやすいということになってきます。

仕事を続ける上で、目上の人間との関係が人よりもこじれやすいということを意識していただけたらと思います。

命式の下の表、大運という10年ごとに各属性が回る運勢があります。

A子さんの場合は、「戊」が39歳からの10年間に来ているため、この時期は「戊」の影響が特に表に出やすくなります。

ご自身の持っている「戊」は」時間にあるので見えにくい、つまり表沙汰になりにくいので、普段は表面化した問題になりにくいです。

ただ、大運で「戊」が回ってくると影響力が強まってしまうので、かなり仕事を辞めたくなりやすくなる可能性があります。

目上の人、上司、特に男性。男性の先輩には結構が注意必要ですね。同性はあまり気にしなくて大丈夫です 。

自分自身を表す日の部分に「丙」がありますね。 社会運を表す月の部分には「乙」があります。

「乙」がこの位置にある「丙」の人っていうのは、甘え上手で目上の人に助けてもらいやすいタイプです。

しかも、自分自身もそういった関係性を望んでいる。 年上チックな人に背中を押してもらうと好きになりやすいことが多いです。

年のところに「丁」と「卯」があります。

属性が手を繋ぐ話を先にしましたが、自分自身の「丙」と月の下の「巳」、年の上の「丁」が、どれも火の属性で手を繋いでいます。

月の影響力が一番大きいのですが、月と年の火をさらに得ることで自分の火も一層燃え盛って、パワー全開なイメージです。

ただ、それだけだと瞬発力はあっても持久力に欠ける感じになりやすいんですね。

ところが、日の下の「寅」と月の上の「乙」、年の下の「卯」、これがどれも木タイプなんですよ。

木は炎の燃料になるので、これで持続力も出てきます。 だからパワーが長続きするし、しかも大きいっていう風に見ます。

すごく運勢の良い組み合わせの生年月日ですね。

B夫さんはパワーが強い方ですね。 パワーは強いから良い、弱いから悪い、ということではないんですが、パワーの強い人ってスタートが遅いことが多いです。 その代わり、一旦走り出したら動き続ける限り、すごいパワーが出続けます。

止まらないことを自分で意識してみるのが一番良いと思います。

パワーがある人は、周りから見たらすごくハードに動いていても、過労で倒れるとか鬱になるとかは少ないです。

ただ、一度止まってしまうと、また動き始めるのにすごくパワーがいるので時間がかかる、というのは心に留めておいてください。

パワーの強い人の働き方として、弱いものを直していく、弱点を克服していくということができます。

例えば、クレーム対応で自社を良くしていく、なんて仕事はパワーが強い人の方が向いています。

パワーの弱い人は責められた時に弱くて、落ち込んだり責任転嫁をしたりすることが多いです。

それはそれで、営業のような、相手の都合で結果が決まったり数を打たないといけなかったりするような仕事には向いているのですが、

責任を取らないといけないような仕事にはあまり向いていません。

一方で、パワーが強い人は、結果を受け止めて、自分に責任があるなら直そうって考え方をすることができます。

だから、クレーム処理とか責任のあるところとかを任せると、やる気を出して頑張ってくれることが多いです。

A子さんの方は、社会運を示す月の部分に「甲」がありますが、この字は木タイプで、自身の「壬」は水タイプなんですね。

この二つの関係性は、自分が世話をするとか、生み出すっていう意味になります。

だからお世話したり支えてあげたりするのが好き。自分から何かあげるのが好き、尽くすのが好きってなりやすいです。

B夫さんは支えられたり尽くされたりするのが好きということで、お互いが相手にしたいようにしていれば望みが叶い合う良いカップルです。 お互いがお互いに、ちゃんと求める星を持っていますね。